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来年の企画展は「焼け跡のラジオ」と題して終戦直後のラジオを取り上げます。空襲で多くの大都市が焼け野原になり、衣食住にも事欠き、外国に占領されるという中で、日本は復興を果たしていきました。
季節が変わるごとに物価が倍になるという信じがたいハイパーインフレの中で、とにもかくにも形にしてラジオを生産していたというだけでも大変なことだったと思います。この時代のラジオはけっして立派なものではありませんが、設計、製造に携わった技術者たちの戦後の新しい時代にかける思いが伝わってくるように思います。
この時代の息吹が感じられるような展示にすべく、準備を始めたところです。
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